SONAR LE Documentation is based on the full version of SONAR. Some screenshots, folder paths, features and other references may differ from your installation.

配布形式のオーディオを準備する

ファイル｜エクスポート｜オーディオ・コマンドを使うと、CDマスターの作成やWeb/電子メールでの配信に利用できる新しいファイルとして、プロジェクトをエクスポートすることができます。また、SONAR Producerは、サラウンドのエンコードされたファイルをエクスポートすることもできます（サラウンドミックスのエクスポートを参照）。以下のようなフォーマットのエクスポートがサポートされています。

フォーマット	定義
WAVファイル（WAVフォーマットのサラウンドファイルのサポートはProducer Editionのみ）	Windowsで使用される標準的なデジタルオーディオフォーマットで、CDマスターの作成などに利用できる。拡張子は.WAV。
Sony Wave64	SONY Wave64ファイル形式は、RIFF形式の2GBというサイズの限界を克服するように設計された64ビットのファイル形式です。
Windows Mediaオーディオ（Windows Media Proを含む。サラウンドファイルのサポートはProducer Editionのみ）	インターネットでのストリーミングを目的として圧縮されたオーディオデータ。拡張子は.WMA。
MP3	圧縮率の高いデジタルオーディオで、インターネットで素早くダウンロードできるように開発された形式。拡張子は.MP3。SONARに付属するMP3エンコーダーは期間限定版。
AIFF形式サウンド	Apple社が開発したAudio Interchange File Formatは、同社のパソコンMacintoshシリーズで使われるフォーマットです。ファイルの拡張子は、.AIFです。
Next/Sun形式	AuはSun、Unix、Javaで使われる標準オーディオファイルフォーマットです。AU のオーディオは8ビットまたは16ビットPCMか、μLaw、alaw、G729コーデックで圧縮して使うことができます ファイルの拡張子は、.AUです。ファイルの拡張子は、.AIFです。
FLAC	FLAC（Free Lossless Audio Codec）は、MP3に似ていますが、可逆圧縮が可能なフォーマットです。FLACファイルのオーディオは圧縮による音質劣化がありません。ファイルの拡張子は.FLACです。
Sound Designer II	Sound Designer IIはDigiDesign社のSound Designer pro audioソフトウェア専用フォーマットで、Macromedia社 DECK IIなどのアプリケーションで広く使われています。SD2ファイルはモノまたはインターリーブステレオで作成することができます。ファイルの拡張子は、.SD2です。
Core Audio Format	Core Audio FormatはMac OS Xで対応している新しい64-bitオーディオフォーマットで、QuickTime 7でも使われています。Core Audio Formatのファイルは非圧縮PCMまたは（AACなど）圧縮方式に対応しています。ファイルの拡張子は、.CAFです。
RAW	あまり使われません。RAWファイルには、どのコーデックのオーディオでも入れることができますが、通常はPCMオーディオデータを使います。
OMF	OMF（Open Media Framework Interchange）は、Avid社が開発した、オーディオ情報やビデオ情報を異なるプラットフォーム間、アプリケーション間でやり取りするためのファイル形式です。OMFファイルはトラック、クリップ位置、スリップ編集、そしてOMFファイルを読み書きしているアプリケーションに依存した他プロジェクトの属性を保存します。

お使いのオーディオデバイスがステレオ再生用に設定されている場合、オーディオファイルはステレオで作成されます。モノ再生用に設定されている場合は、オーディオファイルはモノで作成されます。

Cakewalk External Encoder Configユーティリティ

SONARは、LAME、Ogg Vorbis、Monkey’s Audioなどの外部コマンドライン・エンコーダをサポートしています。お使いの環境に外部コマンドライン・エンコーダがインストールされているときは、Cakewalk External Encoder Configユーティリティを使って、SONARのオーディオのエクスポート・ダイアログのファイルの種類欄に、それらのエンコーダを追加することができます。

ユーティリティを使用するには、ユーティリティ｜Cakewalk Ext Encoder Configを選択し、使用するエンコーダと各項目を設定します。

メモ：SONARのディスクの¥Utilities¥External Encoder Profilesフォルダには、いくつかのエンコーダの設定済みプロファイル（.REGファイル）が収録されています。これらのプロファイルを元にオリジナルのプロファイルを作成することもできます。.REGファイルをダブルクリックしてレジストリに適用してからCakewalk External Encoder Configユーティリティを起動し、お使いの環境に合わせてエンコーダの正しいパスを指定してください。

オーディオをWAVファイルにエクスポートする

1.	すべてのボリューム、パン、エフェクトを設定したり、オートメーションを記録するなどして、お好みのトラックを作成します。

2.	ミックス対象とするトラックまたはクリップを選択します。何も選択していないときは、すべてのオーディオがミックス対象になります。

3.	余韻のあるプラグインエフェクトを使用しているときは、余韻もミックスダウンされるように、少し長めに範囲を選択します。

4.	ファイル｜エクスポート｜オーディオを選択して、オーディオのエクスポート・ダイアログを開きます。

5.	作成されるオーディオファイルの場所を指定します。

6.	ファイルの名前を入力します。

7.	ファイルの種類のリストから次のいずれかを選択します。

WAVファイル：Windows標準のWAVファイル、またはサラウンドのプロジェクトをWAVファイルにエクスポートする場合に選択します。

Broadcast Wave (time-stamped)：Broadcast Waveファイルを作成する場合に選択します（Broadcast Waveを参照）。

8.	ソースの種類欄では、次のオプションのいずれかを選択します。

トラック：ソースバス/トラック欄で指定したトラックごとに個別のファイルを作成します。

バス：ソースバス/トラック欄で指定したバスごとに個別のファイルを作成します。

メイン：ソースバス/トラック欄で指定したメインアウトごとに個別の新しいトラックを作成します。

すべてミックス：すべてをミックスしたファイルを作成します。

9.	ソースバス/トラック欄で、ミックスしたいトラックやバスを選択します。表示される内容は、ソースの種類によって異なります。

10.	チャンネルフォーマット欄では、次のオプションのいずれかを選択します。

ステレオ：エクスポートされるすべてのトラックやクリップは、ステレオのファイルにミックスダウンされます。

モノ：エクスポートされるすべてのトラックやクリップは、モノのファイルにミックスダウンされます。

スプリットモノ：エクスポートされるすべてのトラックやクリップは、チャンネルごとに分割された複数のモノのファイルにミックスダウンされます。

マルチチャンネル：エクスポートされるすべてのトラックやクリップは、マルチチャンネルのファイルにミックスダウンされます。

11.	サンプルレートを設定します。

12.	ビット数を設定します。16ビットのプロジェクトを24ビットでエクスポートすると、オーディオFXの精度が向上します（ファイルサイズも大きくなります）。24ビットのソースファイルを16ビットにエクスポートすると一部のサウンド定義が失われてしまいますが、編集｜環境設定｜オーディオ｜録音/再生ダイアログボックスのディザリングオプションがオンになっていれば、その一部を取り戻すことができます（詳しくはディザリングを参照）。

13.	ミックス項目欄では、ミックス時に反映させる各データを選択します。たとえばミュートされたトラックを除外してソロのトラックのみをミックスに含めるときは、トラックのミュート/ソロにチェックを入れます。

メモ1：プラグインシンセを含むトラックをミックスするときは、トラックのプラグインにチェックを入れてください。バスでプラグインシンセを使用しているときは、バスのプラグインにチェックを入れてください。

メモ2：オートメーションを作成していない場合でも、ボリューム、パンの設定をミックスダウンに反映させるときは、トラックのオートメーションにチェックを入れてください。また、ゲインを反映させるときは、クリップのオートメーションにチェック入れてください。バスを使用している場合は、バスのオートメーションにチェックを入れてください。

14.	オーディオのエクスポート・ダイアログのセッティングを保存するときは、プリセット欄に名前を入力して、保存ボタンをクリックします。

15.	エクスポートをクリックします。

オーディオがWAVファイルにエクスポートされます。

ファイルの種類のリストでBroadcast Waveを選択したときは、以下の付加情報がファイル内に保存されます。

Description：BWFの内容を256文字（バイト）以内でまとめた短い説明です。

Originator：BWFの作成者。エクスポート時にはファイルの情報ダイアログの作成者欄に記入された情報が記録されます。

Reference：ユニークな識別番号。エクスポート時にはSONARが自動的に識別番号を作成して記録します。

Date：ファイルを作成した日付。

Time：ファイルを作成した時刻。

Timecode：Broadcast Waveの開始時刻（時：分：秒：フレーム）。

プロジェクトをWindows Media形式でエクスポートする

1.	すべてのボリューム、パン、エフェクトを設定したり、オートメーションを記録するなどして、お好みのトラックを作成します。

2.	ミックス対象とするトラックまたはクリップを選択します。

3.	余韻のあるプラグインエフェクトを使用しているときは、余韻もミックスダウンされるように、少し長めに範囲を選択します。

4.	ファイル｜エクスポート｜オーディオを選択して、オーディオのエクスポート・ダイアログを開きます。

5.	作成されるオーディオファイルの場所を指定します。

6.	ファイルの名前を入力します。

7.	ファイルの種類のリストからWindows Mediaオーディオを選択します。

8.	ソースの種類欄では、次のオプションのいずれかを選択します。

トラック：ソースバス/トラック欄で指定したトラックごとに個別のファイルを作成します。

バス：ソースバス/トラック欄で指定したバスごとに個別のファイルを作成します。

メイン：ソースバス/トラック欄で指定したメインアウトごとに個別の新しいトラックを作成します。

すべてミックス：すべてをミックスしたファイルを作成します。

9.	ソースバス/トラック欄で、ミックスしたいトラックやバスを選択します。表示される内容は、ソースの種類によって異なります。

10.	チャンネルフォーマット欄では、次のオプションのいずれかを選択します。

ステレオ：エクスポートされるすべてのトラックやクリップは、ステレオのファイルにミックスダウンされます。

モノ：エクスポートされるすべてのトラックやクリップは、モノのファイルにミックスダウンされます。

スプリットモノ：エクスポートされるすべてのトラックやクリップは、チャンネルごとに分割された複数のモノのファイルにミックスダウンされます。

マルチチャンネル：エクスポートされるすべてのトラックやクリップは、マルチチャンネルのファイルにミックスダウンされます。

11.	サンプルレートを設定します。

12.	ビット数を設定します。16ビットのプロジェクトを24ビットでエクスポートすると、オーディオFXの精度が向上します（ファイルサイズも大きくなります）。24ビットのソースファイルを16ビットにエクスポートすると一部のサウンド定義が失われてしまいますが、編集｜環境設定｜オーディオ｜録音/再生ダイアログボックスのでディザリングオプションがオンになっていれば、その一部を取り戻すことができます（詳しくはディザリングを参照）。

13.	ミックス項目欄では、ミックス時に反映させる各データを選択します。たとえばミュートされたトラックを除外してソロのトラックのみをミックスに含めるときは、トラックのミュート/ソロにチェックを入れます。

メモ1：プラグインシンセを含むトラックをミックスするときは、トラックのプラグインにチェックを入れてください。バスでプラグインシンセを使用しているときは、バスのプラグインにチェックを入れてください。

メモ2：オートメーションを作成していない場合でも、ボリューム、パンの設定をミックスダウンに反映させるときは、トラックのオートメーションにチェックを入れてください。また、ゲインを反映させるときは、クリップのオートメーションにチェック入れてください。バスを使用している場合は、バスのオートメーションにチェックを入れてください。

14.	オーディオのエクスポート・ダイアログのセッティングを保存するときは、プリセット欄に名前を入力して、保存ボタンをクリックします。

15.	エクスポートをクリックします。

Windows Mediaエンコードオプション・ダイアログが開きます。

16.	オプションを指定してOKをクリックします。

オーディオが圧縮され、拡張子.WMAのファイルにエクスポートされます。

プロジェクトをMP3形式でエクスポートする

1.	すべてのボリューム、パン、エフェクトを設定したり、オートメーションを記録するなどして、お好みのトラックを作成します。

2.	ミックス対象とするトラックまたはクリップを選択します。

3.	余韻のあるプラグインエフェクトを使用しているときは、余韻もミックスダウンされるように、少し長めに範囲を選択します。

4.	ファイル｜エクスポート｜オーディオを選択して、オーディオのエクスポート・ダイアログを開きます。

5.	作成されるオーディオファイルの場所を指定します。

6.	ファイルの名前を入力します。

7.	ファイルの種類のリストからMP3を選択します。

8.	ソースの種類欄では、次のオプションのいずれかを選択します。

トラック：ソースバス/トラック欄で指定したトラックごとに個別のファイルを作成します。

バス：ソースバス/トラック欄で指定したバスごとに個別のファイルを作成します。

メイン：ソースバス/トラック欄で指定したメインアウトごとに個別の新しいトラックを作成します。

すべてミックス：すべてをミックスしたファイルを作成します。

9.	ソースバス/トラック欄で、ミックスしたいトラックやバスを選択します。表示される内容は、ソースの種類によって異なります。

10.	チャンネルフォーマット欄では、次のオプションのいずれかを選択します。

ステレオ：エクスポートされるすべてのトラックやクリップは、ステレオのファイルにミックスダウンされます。

モノ：エクスポートされるすべてのトラックやクリップは、モノのファイルにミックスダウンされます。

スプリットモノ：エクスポートされるすべてのトラックやクリップは、チャンネルごとに分割された複数のモノのファイルにミックスダウンされます。

11.	サンプルレートを設定します。

12.	ビット数フィールドで、16を選択します。24ビットのソースファイルを16ビットにエクスポートすると、一部のサウンド定義が失われてしまいますが、編集｜環境設定｜オーディオ｜録音/再生ダイアログボックスのディザリングオプションをオンにしておけば、その一部を取り戻すことができます（詳しくはディザリングを参照）。

13.	ミックス項目欄では、ミックス時に反映させる各データを選択します。たとえばミュートされたトラックを除外してソロのトラックのみをミックスに含めるときは、トラックのミュート/ソロにチェックを入れます。

メモ1：プラグインシンセを含むトラックをミックスするときは、トラックのプラグインにチェックを入れてください。バスでプラグインシンセを使用しているときは、バスのプラグインにチェックを入れてください。

メモ2：オートメーションを作成していない場合でも、ボリューム、パンの設定をミックスダウンに反映させるときは、トラックのオートメーションにチェックを入れてください。また、ゲインを反映させるときは、クリップのオートメーションにチェック入れてください。バスを使用している場合は、バスのオートメーションにチェックを入れてください。

14.	オーディオのエクスポート・ダイアログのセッティングを保存するときは、プリセット欄に名前を入力して、保存ボタンをクリックします。

15.	エクスポートをクリックします。

MP3エンコードオプション・ダイアログが開きます。

16.	オプションを指定してOKをクリックします。

オーディオが圧縮され、拡張子.MP3のファイルにエクスポートされます。

選択項目なしでトラックをエクスポート

ソースカテゴリにトラックが指定されているときに何も選択しないでオーディオをバウンスまたはエクスポートした場合、各WAVファイルの長さはソーストラックのそのままの長さになります。エクスポート・ボタンをクリックすると、エンコーディングオプションがあるダイアログが開きます。これらのオプションでは、通常、主なファイル形式内でのビット数、エンディアン性（データを表すために使用されるメモリのバイトオーダー）、およびエンコーディングタイプが決定されます。

エンコードのオプション

エクスポート・ボタンをクリックすると、エンコーディングオプション・ダイアログが開きます。これらのオプションでは、通常、主なファイル形式内でのビット数、エンディアン性（データを表すために使用されるメモリのバイトオーダー）、およびエンコーディングタイプが決定されます。

エンコーディングオプション・ダイアログ

SONAR が対応するサブ形式のマスターリストは、以下のとおりです。

AIFF（Apple/SGI）（拡張子：aiff）

符号付き8ビットPCM

符号付き16ビットPCM

符号付き24ビットPCM

符号付き32ビットPCM

符号なし8ビットPCM

32ビットフロート

64ビットフロート

U-Law

A-Law

IMA ADPCM

GSM 6.10

12ビットDWVW

16ビットDWVW

24ビットDWVW

AIFF（Apple/SGI）（拡張子：aif）

符号付き8ビットPCM

符号付き16ビットPCM

符号付き24ビットPCM

符号付き32ビットPCM

符号なし8ビットPCM

32ビットフロート

64ビットフロート

U-Law

A-Law

IMA ADPCM

GSM 6.10

12ビットDWVW

16ビットDWVW

24ビットDWVW

AU（Sun/NeXT）（拡張子：au）

符号付き8ビットPCM

符号付き16ビットPCM

符号付き24ビットPCM

符号付き32ビットPCM

32ビットフロート

64ビットフロート

U-Law

A-Law

32kbs G721 ADPCM

24kbs G723 ADPCM

CAF（Apple Core Audio File）（拡張子：caf）

符号付き8ビットPCM

符号付き16ビットPCM

符号付き24ビットPCM

符号付き32ビットPCM

32ビットフロート

64ビットフロート

U-Law

A-Law

FLAC（FLAC Lossless Audio Codec）（拡張子：flac）

符号付き8ビットPCM

符号付き16ビットPCM

符号付き24ビットPCM

RAW（ヘッダーなしのオーディオファイル）（拡張子：raw）

符号付き8ビットPCM

符号付き16ビットPCM

符号付き24ビットPCM

符号付き32ビットPCM

符号なし8ビットPCM

32ビットフロート

64ビットフロート

U-Law

A-Law

SD2（Sound Designer II）（拡張子：sd2）

符号付き8ビットPCM

符号付き16ビットPCM

符号付き24ビットPCM

W64（Sony Wave-64）（拡張子：w64）

符号付き16ビットPCM

符号付き24ビットPCM

符号付き32ビットPCM

符号なし8ビットPCM

32ビットフロート

64ビットフロート

U-Law

A-Law

IMA ADPCM

Microsoft ADPCM

GSM 6.10

WAV（Microsoft）（拡張子：wav）

符号付き16ビットPCM

符号付き24ビットPCM

符号付き32ビットPCM

符号なし8ビットPCM

32ビットフロート

64ビットフロート

U-Law

A-Law

IMA ADPCM

Microsoft ADPCM

GSM 6.10

32kbs G721 ADPCM